「アメリカで初めて埋葬された日本人」の墓地がシカゴにあり、日本のご子孫が情報を求めています

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シカゴ日本人会では、下記のメールをいただきました。「貴会にお伺いしたいことがありメールをお送りいたしました。少し長くなりますが、ご容赦ください。 私はSangamon Linkで、「初めて埋葬された日本人」として紹介していただきましたJohei Okuhara(奥原丈平)の兄弟のひ孫にあたります。 丈平は100年以上前に写真の勉強をするために単身渡米し、その後行方不明となりました。 その後日本の家族に死亡した旨の連絡が入りましたが、どこでどのように亡くなり、どこに埋葬されたかも分からないままでした。 私の祖父、母、私と3代にわたりその消息を追っていたのですが、数年前にインターネット上のサイト「Find a grave」で検索したところ、シカゴのOak Ridge Cemeteryにお墓があることが分かりました。その情報を頼りに、墓地の事務所や、葬儀社であるKirlin&Egan様にご連絡をし、死亡証明書などを送って頂いたおかげで、死亡日や死因、病院など貴重な情報を知ることができました。 しかしながらこれ以上のことは分からず、行き詰っていたところ、昨年新たにSangamon Linkでさらに詳細な記事を載せて頂きました。https://sangamoncountyhistory.org/wp/?p=14388 早速Sangamon County Historical Societyに問い合わせをしましたところ、保管しておられた多くの資料を送ってくださり、丈平のアメリカでの生活や亡くなる直前の様子、葬儀のことなど多くのことを知ることができました。 ご協力いただいた皆様には本当に感謝しております。 ただ、まだ2点ほど解決していないことがございます。もし貴会で何かわかることがございましたら情報を頂けると幸いです。

①丈平の墓を建ててくださった方を探しています。墓地の事務所に問い合わせたところ、1954年以前に建てられた墓に関しては、その設置者の記録が残されていないとのこと。丈平の墓についても記録がないため、1954年以前に建てられたものである、との回答でした。しかし、墓の写真を見る限りそれほど古いものとは思えません。

②墓石には漢字で奥原丈平の名前が刻まれております。丈平の「丈」の字は、通常の「丈」の字に点があり、一般的に使われている字ではありません。戸籍もこの墓石と同じ字となっております。よって、この文字は本人の直筆であると推測され、この直筆のサインをもとに機械で読み込み彫られたものだと思われます。 どなたかが丈平の直筆のサインがある遺品を保管してくださっているのではないかと思っております。

墓に刻まれた丈平の生まれた年は相違なく、私達の探していた丈平本人の墓石であることに間違いありません。また記事には長崎から来たとありますが、出身地は山口県であり、記事中にある丈平の兄弟「Gung」は丈平の兄である軍一です。 彼らの生家と一族の墓地は、今も山口県の山奥にあります。遺骨を持ち帰ることは叶いませんが、せめてシカゴにお墓参りに行き、立派なお墓を立てて頂いた方にお礼を申し上げたいと思っております。そして日本に眠る丈平の母や家族の墓前に出来る限り多くの報告をしたいと思っております。 長文になりまして申し訳ございません。 どんな小さなことでも結構です。何か貴会でお分かりになることがあれば情報をいただけませんでしょうか。 どうぞよろしくお願い申し上げます。」どなたか何か知っておられる方、あるいはこの方の情報収集のお手伝いをしてみたいという方は、シカゴ日本人会までご連絡ください。

 

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